退職記念ひとり旅④｜札幌から福岡へ｜心を整える移動日と小さな成長

🧳心を整え、自分を大切にする旅
【退職記念ひとり旅④】

～小さな勇気と、満たされごはんの日～

20年以上働いてきた自分に、
「おつかれさま」の気持ちを込めて始めた、
ご褒美のひとり旅。

この旅の目的は、心を整えること。
そして、ちょっぴり自信を取り戻すこと。
少しだけ勇気を出して、誰かと話してみること。
そんな“わたし再生の旅”の折り返し地点、
今日は札幌から福岡への移動日でした。

旅の移動日の朝は、ちょっと寂しい。
昨日買っておいたコンビニ飯とコーヒーで、
しみじみ朝ごはん。
「もう札幌終わりかぁ…」と心の中でつぶやきながら、
ゆっくり支度をする。

スーツケースを引きながら札幌駅へ向かう途中、
ふと視界にふわふわと何かが舞っていた。
タンポポの綿毛とも違う、不思議な綿のようなもの。
「これって…ケセランパサラン？」
触ってないから、よくわからないけど、
ちょっとラッキーな気分になった。

JRで新千歳空港へ移動し、
到着してすぐにお土産屋さんへ。
お昼ご飯に食べようと思っていた海鮮丼を無事ゲット。
「今日はこれが晩ごはんになるんやな」と思うと、
ちょっと楽しみになる。

手荷物検査を終えて、しばらく空港内をウロウロ。
札幌とのお別れが、なんだか名残惜しくて。
時間になり、予約していた窓側の席へ向かう。

飛行機の中で、ちょっとした事件（？）が。
私の席に向かって、エアコンが２つ…寒い。

黙って隣に向けてもいいんだけど、
それをするのはあまりにも
非情かな？と思って思い切って話しかける事にしてみた。
隣のおじ様に「一つ、そちらに向けてもいいですか？」と声をかけると、
「いいですよ」と優しく返してくれた。

その後、おじ様が寒そうだったので、
「寒くないですか？止めましょうか？」と尋ねると、
「お願いします」とのことで、
二人のエアコンをオフに。
そこから自然と会話が生まれた。

おじ様は仕事で北海道に来ていて、
これから福岡に帰るところ。
「キタキツネ見たんだよ」って嬉しそうに話してくれて、
私も「いつか会ってみたいな…」と想いを馳せた。
見知らぬ人とのやりとりって、
こんなに優しくてあたたかいということを知りました🤭

福岡空港から地下鉄で２駅。
すぐに博多駅に到着し、ホテルへ向かいます。
チェックインには早かったので、
荷物だけ預けて再び博多駅へ戻ることに。

実は、機内で食べようと買っていた海鮮丼。
でも、隣に知らない人がいる中で一人だけ食べるのは、
私にとってなかなかのハードルだった。

「なんか、できんかったな…」
そう思ったけど、
「無理しなかった自分も、それでいいやん」って、
今日は思えた。

「じゃあ阪急でおかずでも買おうかな」と思ったら、
まさかの休館日。
ガーン。

気を取り直して、三日月のクロワッサンをGET🥐
それだけでちょっと気持ちが上向いた。

祖父母のお墓参りに行く予定があったので、
お線香とライターも探しにコンビニへ。
でも、なかなか見つからない。
仕方なくホテルに戻って検索してみたら、
徒歩圏内にマックスバリュを発見！

地元のスーパーに入ると、
なんとなくホッとする。
お線香も無事見つかって、
太い２本入りだったけど、まぁいいや。
サラダやオイコス、お味噌汁も買って、
ホテルに戻る。

お風呂に入って、洗濯機を回しながら
「今日はたくさん歩いたなぁ」と思い返す。
（ここでもホテルは東急ステイさん🏨🙏）

晩ごはんは、新千歳空港で買った海鮮丼と、サラダ、お味噌汁。
美味しいものを食べると、
心がほぐれる。。。食いしん坊だからかもしれないけど。
ごはんの力、すごいなぁって改めて思った。

この旅では「ちょっとでも知らない人と話してみる」「自分を労わる」って
ことを大事にしてたけど、
今日はその両方、できたかもしれない。

知らない人に話しかけるなんて、
数年前の私には想像できなかったこと。
それが今では、こんなにも自然に、
しかも心があたたかくなる会話になるなんて。

そして、できなかったことも「できなくていい」と思えたこと。
これも、少しだけ自己肯定感が育ってきた証なのかも。

🌸明日は、祖父母のお墓参りの日。
「ありがとう」を伝えに行ってきます。

🧳心を整える退職記念ひとり旅④｜札幌→福岡１日目